翻訳ライター体験

| コメント(0)
私の通訳・翻訳ライター体験は、浪人時代にさかのぼります。

受験勉強の合間には観光地に行って観光客に話しかけ、気が合えば・緒に観光地を回っていました。

その頃は、英作の質問など常に10数個程持って、それをLI実に話しかけていました。

後に通訳・翻訳ライターという仕事があることを知って資格を取りましたが、こんなに楽しい仕事があるのかと思いました。

いろいろな国からの人々との交流を通じて知る文化や習慣の違い、留学経験もその頃は海外旅行の経験すらない私には実に新鮮でした。

知り合った後もいろいろな物、たとえば辞書などを送ってもらったこともあります。

ガイドになってからは、外国を知る楽しみと共に日本を知る楽しみも加わりました。

例えば能や狂言など、外国人に説明するために見ているうちにおもしろくなり、能に至っては能面を打つ教室に通い始めたくらいです。

ツアーリーダーとしてツアーを仕切る楽しみもあります。

コースは決まっていても「ここでのこの話をして驚かそう」とか「ここでこのお菓子をみんなに味見してもらおう」とか考えてツアーを作るのは、本当に楽しい事です。

日米の高校生のグループでしたが、奈良・京都の観光を終えた後の旅程、富士山登山と山中湖畔での合宿に参加させてもらったこともあります。

グループ全体の乗りで私が申し出たのですが、引率の先生も快諾。

とても楽しいツアーでした。

アフリカから来たダンサーグループ、休日に市内を案内しようと連れ出しても何も食べようとしないので、聞いてみるとほとんどが高すぎるとのこと。

できれば安いホテルに変えてほしいとまで言い出すので、今度はフリーマーケットや100円ショップに連れていくと、持っているお金をほとんど生活用品に使い、持って来た楽器まで売ってそれで生活用品を買おうとするのを見て、複雑な気持ちになったこともあります。

これらはほんの一部の体験にしかすぎません。

一つひとつの体験を通じて、いろいろなことを知る楽しさもあります。

私がガイドになった15年程前には、研修会でも、もうこのガイド業はパイの大きさがほとんど決まっていて、それを分け合う、取り合うといった雰囲気があり、またある言語に関してはノンライ(ガイドの資格のない人)が横行してとても将来に明るい展望は持てなかったものです。

が、最近少しずつですが取り巻く環境が変わりつつあるようです。

政府も最近やっと重い腰を上げ、ノンライ対策に動き出したようですし、そのためか中国や韓国から資格を取りに来る人も多くいるとの話も聞きました。

海外からの観光客にもいろいろ変化が見られます。

観光地に行って多勢のグループで回っているのは大抵中国か韓国からの観光客です。

欧米からのグループは比較的リピーターが多く、ネットや本からの情報を持って、自分たちでも回っていたりします。

このように、我々通訳・翻訳ライターを取り巻く環境が変わってきている中で、ガイドも変わっていく必要があるでしょうし、もう変わり始めているのかもしれません。

我々は今のところそれらの変化に柔軟に対応していくしかないのですが、これからは、あの「リンゴ切り」「サイムライショー」の人のように、ガイド自身が自分たちの個性や趣味を生かしてツアーを作り、直接ネットで内外の旅行社に提案したり売り込んだりする日がくるかもしれません。

コメントする

このブログ記事について

このページは、東京が2011年5月12日 22:47に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「通訳ガイドとビジネス英会話」です。

次のブログ記事は「通訳の仕事」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。