通学する時間がない、住まいの近くに翻訳学校がない、金銭的にあまり余裕がないという人は、まずインターネットの通信講座で翻訳の世界にふれてみるというのもよいでしょう。
翻訳の場合、通信講座といえどもその内容はかなり濃く、通学で学ぶ場合とさほど遜色のないものが多いようです。
もちろん、講師にじかに教えてもらう、仲間とともに和気あいあいとしながら翻訳技術を身につけるということはできませんが、まじめに取り組めばきちんと翻訳技術を習得することができます。評判の悪い通信講座を見分けるには、ネットの悪口サイトや誹謗中傷サイトをチェックします。
ところで、ネット通信講座で学ぶ場合、最も陥りやすいのが中途での挫折ではないでしょうか。よほどしっかりと自己管理を行っていかなければ、途中で課題提出が面倒になり、そのまま講座をやめてしまうというケースも少なくありません。
それを防ぐには、次の3つの点を心がけるとよいと思います。
■時間を決めて取り組む
最も大切な点はペースをくずさずに取り組むことです。
「できるときにやる」というあいまいな姿勢では、ズルズルと日にちを引き伸ばしてしまいやすく、結局、提出期限直前に慌てて課題に取り組むということにもなりかねません。
学校の勉強や仕事との兼ね合いを考慮しながら、無理のない範囲で、「土曜日の午後8時から2時間は課題をやる」といったように、あらかじめ取り組む時間を決めてしまうようにしましょう。
「必ずやるクセ」をつけておけば、気分に流されず、着実に課題をこなすことができます。
■課題提出は前倒しに
通信講座の課題提出期限は、大体2週間以内となっています。
ですが、期限ぎりぎりに提出するのではなく、早め早めを心がけて課題に取り組むようにしましょう。
前倒ししておくことで、自分の訳文を見直したり、推敲したりする余裕も生まれ、「いい訳」ができるようになります。
また、実際に翻訳の仕事をするようになると、納期厳守は大原則となります。
時間に追われて翻訳をしなければならない場面も増えてくるので、早めの課題提出がクセとして身についていれば、納期に間に合うようにあくせくすることも少なくなります。
本番に備えての練習も兼ねていると考えれば、課題をこなすハリも生まれてくるはずです。
■スクーリングには必ず参加する
通信講座は、個人での勉強が基本です。
勉強ということでいえば何でもそうですが、周りに同じ志を持った人がいるのといないのとでは、レベルアップの度合いが微妙に違ってきます。
ある程度の競争心を持つことは意欲にもつながりますし、仲間がいれば困ったときに助け合うこともできます。
自主的に勉強会や講習会に参加するという手もありますが、通信講座にはスクーリングと呼ばれる通学日が設定されていることが多いので、なるべくなら参加するようにしましょう。
同じくネット通信講座で頑張っている仲間と知り合うことができるほか、講師から直接指導を受けることもできるなど、スクーリングにはメリットがたくさんあります。
スクーリングへの参加は、後の講座受講にも精神的はハリを与えてくれるはずです。
