2010年7月アーカイブ

通信講座長続きのコツ

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通学する時間がない、住まいの近くに翻訳学校がない、金銭的にあまり余裕がないという人は、まずインターネットの通信講座で翻訳の世界にふれてみるというのもよいでしょう。

翻訳の場合、通信講座といえどもその内容はかなり濃く、通学で学ぶ場合とさほど遜色のないものが多いようです。

もちろん、講師にじかに教えてもらう、仲間とともに和気あいあいとしながら翻訳技術を身につけるということはできませんが、まじめに取り組めばきちんと翻訳技術を習得することができます。評判の悪い通信講座を見分けるには、ネットの悪口サイトや誹謗中傷サイトをチェックします。

ところで、ネット通信講座で学ぶ場合、最も陥りやすいのが中途での挫折ではないでしょうか。よほどしっかりと自己管理を行っていかなければ、途中で課題提出が面倒になり、そのまま講座をやめてしまうというケースも少なくありません。

それを防ぐには、次の3つの点を心がけるとよいと思います。

■時間を決めて取り組む
最も大切な点はペースをくずさずに取り組むことです。

「できるときにやる」というあいまいな姿勢では、ズルズルと日にちを引き伸ばしてしまいやすく、結局、提出期限直前に慌てて課題に取り組むということにもなりかねません。

学校の勉強や仕事との兼ね合いを考慮しながら、無理のない範囲で、「土曜日の午後8時から2時間は課題をやる」といったように、あらかじめ取り組む時間を決めてしまうようにしましょう。

「必ずやるクセ」をつけておけば、気分に流されず、着実に課題をこなすことができます。

■課題提出は前倒しに
通信講座の課題提出期限は、大体2週間以内となっています。

ですが、期限ぎりぎりに提出するのではなく、早め早めを心がけて課題に取り組むようにしましょう。

前倒ししておくことで、自分の訳文を見直したり、推敲したりする余裕も生まれ、「いい訳」ができるようになります。

また、実際に翻訳の仕事をするようになると、納期厳守は大原則となります。

時間に追われて翻訳をしなければならない場面も増えてくるので、早めの課題提出がクセとして身についていれば、納期に間に合うようにあくせくすることも少なくなります。

本番に備えての練習も兼ねていると考えれば、課題をこなすハリも生まれてくるはずです。

■スクーリングには必ず参加する
通信講座は、個人での勉強が基本です。

勉強ということでいえば何でもそうですが、周りに同じ志を持った人がいるのといないのとでは、レベルアップの度合いが微妙に違ってきます。

ある程度の競争心を持つことは意欲にもつながりますし、仲間がいれば困ったときに助け合うこともできます。

自主的に勉強会や講習会に参加するという手もありますが、通信講座にはスクーリングと呼ばれる通学日が設定されていることが多いので、なるべくなら参加するようにしましょう。

同じくネット通信講座で頑張っている仲間と知り合うことができるほか、講師から直接指導を受けることもできるなど、スクーリングにはメリットがたくさんあります。

スクーリングへの参加は、後の講座受講にも精神的はハリを与えてくれるはずです。

翻訳学校で学べること

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現在、翻訳の勉強ができるスクールは数多く存在しており、大半が翻訳家を目指す人のために段階を踏んだカリキュラムを用意しています。

また、学校に通いながら、あるいは仕事を続けながら学習できるよう、夜間コースを設けている翻訳学校が多いことも特徴といえるでしょう。

カリキュラムについては、各学校によって若干違ってきますが、たいていの場合、入門としての基礎コース、さらに進んだ上級コース、そして文芸翻訳、産業翻訳など分野別に設けられた専門コースが用意されています。

また、これらのコースも下から順に上がっていかなければならないわけではなく、自分のレベルに合わせてコースが採択できるようになっています。

基礎コースでは、翻訳技術の基礎だけではなく、英語力をアップさせられるようなカリキュラムや、同時にいかに日本語表現を磨くか、翻訳家としてこなさなければならない実務など、幅広く「翻訳家」について学べるようにシステム化されている学校が大半です。

もちろん、各学校によって特色にかなり違いがあるので、必ず事前に自分の足と目で確認しておくことは忘れないようにしましょう。

通学となると、費用もそれなりにかかります。

後で「失敗した!」ということがないように、パンフレットを取り寄せて比較検討を行ってみること、体験入学を実施しているところなら一度は足を運んでみること、この2つは学校を選ぶ際、くれぐれも怠らずにやっておいてください。

学校選びのポイント

学校には、それぞれにさまざまな特色があります。

学校を選ぶときには次のような点を参考に、自分に合ったところを見つけるようにしましょう。

■自分に適したレベルかどうか
基本的に翻訳学校のほとんどが、入学基準として英検2級以上の実力があることを掲げています。

入学にあたって試験があるというケースは多くありませんが、入学後の学習をスムーズに進めていくためには、最低このレベルの英語力が必要というのが現実のようです。

もしも、英語力に自信がないというときは、英語の学習も含めた総合的な翻訳の基礎コースを設けているところ、あるいは英語力養成コースを独自に設けているところなどを選ぶのもよいでしょう。


■基礎修了後にどんなコースが設定されているか
基礎コースで学べることというのは、翻訳家として活躍するうえでの必要最低限度のことにしか過ぎません。

本格的な翻訳の勉強は、その上の専門コースに入ってからになります。

しかし、実力には個人差があり、基礎からいきなり専門コースに飛ぶのはつらいという人もいるでしょう。

したがって、個々のレベルに合わせたコース選択が可能な学校かどうかも、入学前にぜひチェックしておきたいところです。

また、専門コースになると、その分野で活躍している現役の翻訳家に直接指導してもらうことになります。

そうなると、講師のカラーによってコースの特色も異なってきます。

出版翻訳などは特に、訳文のリズムや表現に講師の特徴が出てくるので、訳の感じが自分と合わないという場合もなくはありません。

万が一、相性のよくない講師のクラスを選択してしまうと、自分のレベルアップにはつながりません。

したがって、講師にはどのような人がいるのか、どのような雰囲気で授業がすすめられているのかも、できれば事前に知っておくとよいでしょう。

■翻訳家デビューの場があるか
翻訳学校の中には、翻訳会社あるいは映像制作会社などが、自社向けの新人翻訳家育成を前提として開設しているところもあります。

当然、優秀な人であれば、それらの会社から実際に仕事を依頼され、翻訳家、または英語の代筆ライターとしてデビューすることが可能になります。

また、そのような翻訳学校ではなくても、実力のある人にはデビューの場をきちんとよういしてくれているところがあります。

できればコース修了後あるいは在学中から、翻訳の仕事に携われるような環境になっている学校を選んだほうが、将来的なメリットは大きいといえます。

ただし、翻訳学校はあくまで翻訳というものを学ぶ場で、仕事の斡旋をしているわけではありません。

学校に通ったからといって、必ず翻訳家としてデビューできるということではないので、そこは間違えないようにしておきましょう。

翻訳学校と通信講座で学ぶ

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翻訳学校を選ぶか、通信講座でいくか…。

いざ勉強をしようと思うと、結構悩んでしまいますよね。

ここでは選択する際の参考になるよう、翻訳学校と通信講座についてご紹介します。

翻訳学校を選ぶメリットとしては何があるでしょうか。

まずひとつあげられるのは、翻訳の基礎から上級編までを体系的に学べるという点です。

さまざまな教材を多用しながら、翻訳化に必要なノウハウ・技術というものが身についていく。

ここがスクールの最大の利点といえるでしょう。

同じ教材を使っての集団学習でもありますから、自分とは違う他人の訳に触れる機会も多くなります。

他の人の訳からさまざまなヒントを得たり、自分では思いつかなかった表現に出会えたり、今後の参考となる情報も入手することができます。

また、翻訳学校では、翻訳に携わっている現役の翻訳家が専門講師として教えてくれるので、翻訳周辺の知識や現状、失敗談といったナマ情報が手に入るというのも魅力です。

講師に実力が認められれば、下訳やリーディングを任されるなど、翻訳家としての仕事が舞い込んでくる可能性もあります。

実際、学校に通っていたことで翻訳家の道が開けたというケースも少なからずあり、翻訳家としてデビューするひとつの方法としても有効だということがいえそうです。

さらに、翻訳学校では「学校に通って学ぶ」ことが前提となるため、環境的にも、いい意味で勉強を強制されることになります。

「独学や通信講座ではどうも途中で挫折しそうだ」という人にもおすすめでしょう。

逆にデメリットとしてあげられるのは、時間的に拘束されてしまうという点です。

全日制のクラスなら昼間の時間、夜間クラスなら夕方から夜にかけての時間を空けておかなければならないため、それが難しい人には通学は大変です。

また、数人単位のクラス授業となることで、通信講座などと比べると個別指導をしてもらいにくいというのも通学のデメリットといえるかもしれません。

とはいえ、通学は最もデメリットの少ない学習方法といってよいと思います。

次に、通信講座のメリットについてですが、これは何といっても、自分の空いた時間を使いながら学んでいけるという点に尽きるでしょう。

しかも独学と比べ、テキストや教材がきちんと用意されているので、段階を経た学習が可能となります。

また、通信講座では、添削をはじめとする指導講師とのやり取りの中で、個別に問題点を指摘してもらうことができます。

個別指導をしてもらえるというのは、通信講座ならではのメリットといえるかもしれません。

ただし、通信講座となると、独学と同じく自己管理能力が必要になってきます。

課題提出が義務付けられているので、独学よりはペースを保ちやすいといえますが、それでも自分で自分を律する力がない人は続けていくことが難しいといえます。

さらに通学とは違い、個別学習である通信講座ではなかなか翻訳に関するナマ情報が得にくいということもいえます。

個別指導も基本的には出された課題についての指導となるので、より広く翻訳技術を学びたいという場合には物足りなくなってくることも考えられます。

通信講座を採択するのであれば、学習ペースを崩さないこと、教材の他に独自で学習する時間を設けるなどの工夫や努力が必要かもしれません。

(9)綴りと発音

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単語の発音に関して、ひとつ注意したいことがあります。

それは、新しい単語に出会った時、綴りから何となく発音を想像して間違ったまま頭に入れてしまうことです。

辞書でいちいち確認するのが面倒くさいこともあり、ついローマ字読みで覚えてしまうのです。

いったん、そういう覚え方をすると、同じような綴りに出会った時に同じミスを繰り返す可能性があります。

これは悪い癖です。

それを直していくには、辞書でしっかりチェックしていくしかありません。

そのためにも、発音記号に精通することは必要不可欠です。

手元の『ジーニアス英和辞典』(大修館)は、発音に気をつける単語に((発音注意)と丁寧に記しています。

「辞書を精読する」ことの大切さはこういうところにもあります。

では、例を挙げて見ていきましょう。

ここでは、便宜上、カタカナで発音を表記しますので、以下の例を読み終えたら辞書で正しい発音を確認してください。

・rapprochement難しい単語ですが、「国家間の友好関係」という意味で新聞などで見かけます。

さて、「ローマ字読み」とはどういうことかと言うと、ぱっとこの単語を見て、"ラブロウチメント"と発音すると勘違いしてしまうということです。

英語の音らしい感じもします。

しかし、これは、"ラプロウシュマーン"と発音します。

フランス語からきています。

・annihilate「絶滅させる」という意味の動詞です。

これも、"アニヒレイト"と発音しそうですが、"アナイアレイト"が正しい発音です。

・indictment「起訴手続き」という名詞で、ジョン・グリシヤムのスリラー小説によく出てきます。

これも、"インディクトメント"だと思いがちです。

"インダイトメント"が正解です。

他にも、発音に注意すべき単語は山ほどあります。

先にも言いましたが、解決法はただひとつです。

発音記号をマスターして、発音に注意しながら辞書でしっかりと確認する。

そして、何回も実際に発音して、その単語を音として頭に入れてください。

そうすれば、リスニングの手助けになるのは当たり前のことです。

最近、発音記号が読めない人が多いと聞いて驚きました。

それに、アルファベットのabc…がきちんと最後まで発音できない人もいるそうです。

別に脅かすわけではありませんが、発音記号が読めない人はかなり損をしています。

なぜなら、発音記号をマスターすることによって次のことが可能になるからです。


(i)初めて出会った単語を「音」として頭に入れられる。
(ii)辞書に出ているすべての単語が発音できる。
(iii)よって、リスニングの強力な味方になる。
最も大きな利点は、単語が「音」として捉えられる点です。

これはまさに、隠れた武器です。

僕は、まったく知らない単語でも、辞書の発音記号を頼りに音として口に馴染ませるようにしています。

だから、その単語をテレビ番組か何かで聞いた時に反応できます。

たとえ、即、その意味が思い出せなくても、「あれ、どこかで聞いたことがあるなあ…」と脳が刺激されるのです。

僕はミュージシャンなので音は常に気になります。

これまでひと通り発音練習をやったので、今では辞書のどのページを開けても、そこに出ている単語は一応発音できます。

僕が辞書を引いて最初に見るのは発音記号です。

そして・その単語の強弱(ストレス)の位置。

そして次に、意味のチェック・この順番はどうでも良いのですが、単語の発音の仕方と強弱は見逃さないように注意してください。

なぜなら、

発音できない単語は絶対に聴き取れない。

という事実があるからです。

発音練習をおろそかにしている人は、したがってリスニングも弱いということになります。

文法も発音も勉強する上で飽きやすいテーマですが、皮肉なことに、そういう退屈なものほど重要なのです。

基礎(文法・発音)は身体で言うと、「骨格」に当たります。

これがしっかりしていないと、立つどころか歩くことさえできません。

発音記号の習得は欠かすことができません。

(7)真似するのは良いけれど…

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さて、今ネイティブの発音を真似するのは大賛成と書きました。

しかし、これは英語を母国語としない僕らにとって、ひとつの危険を含んでいます。

どういうことかと言うと、一例ですが、アメリカ英語の場合、tの音を抜かして発音する人が実に多いということです。

例えば、interestingを「イナレスティン」、entertainmentを「エナテイメン」と発音しています。

僕の家の近くにCanterburyという名の駅がありますが、これもアメリカ風に発音すると、「キャンタベリー」ではなく「キャナベリー」になってしまいます。

そして、このtはdにも変化します。

有名な例は、butterです。

これは、「バター」ではなく、「バダー」と舌を巻きながら発音されます。

まだこれはtの脱落よりましですが、皆さんは日本人がentertainmentを「エナテイメン」式に発音することをどう思われますか?僕の意見としては、ここまで真似する必要はまったくないと思っています。

もちろん、こういう法則みたいなものを知っているとリスニングには役立ちます。

しかし、標準的な発音を心がける方が、僕らにとっては"安全"でもあるし、誤解を招きにくいと思います。

発音の仕方と声はその人特有のものです。

世界でひとりだけです。

矛盾した言い方かもしれませんが、正しい発音を身に付ける練習の過程ではテープ教材を活用しながら真似していくべきですが、ひと通りの音をロに馴染ませたあとは、真似を減らしていって、自分の音(通じる範囲内)で話すようにした方が良いように感じています。

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